CNETパネリストが振り返る2008年を真似して、2008年の3大ニュースをあげてみた。
- 世界的な金融危機
- iPhone3Gの登場
- ネットブックなど、ハードの低価格化
1.世界的な金融危機
リーマンショックと言われる金融危機により、みるみるうちに株価は下がり、円高がすすんだ。世界が同時にまた急激に景気が悪くなることは誰が予想できただろうか。
世界的な大企業が次々と赤字を発表する記録的な年になったが、今年はIT関連もすこぶる元気がなかったように思う。Googleは日本版ストリートビューやブラウザのChrome等を発表し、健在かと思いきや、株価のほうは下落の一方、Microsoft買収を断った、Yahoo(米)に至っては、株価だけでなく優秀な人材も失っているようで、大手といわれる企業も先行きは怪しい。
Webサービス関連も成熟感があって、特に目立ったサービスが今年は登場していないように思う。モバイル関連、EC関連は相変わらず元気に見えるが、目新しいものはなかったと思う。
2.iPhone3Gの登場
Appleに関しては、今年一つ革命といえる製品を送り込んだと思っている。
日本では予想以上の売れ行きとは言えなかったようだが、画期的なインターフェース、そしてApp Storeによるアプリケーション開発の開放はさまざまな影響があった。
日本の携帯電話でもiPhoneによく似たタッチパネルの機能が普通に搭載されているし、App Storeはソフトウェア業界、ゲーム業界にまで影響を与える存在になっている。
2009年にはAndroid端末も登場するということで、iPhone、Android関連の将来はとても楽しみだ。
3.ネットブックなど、ハードの低価格化
100円PCと言われる、PCの抱え込み販売、普通に購入しても5万円でコンパクトでとても利用しやすいノートPCが手に入るようになった。ネットブックの予想以上な人気により、利益の薄いこの分野に各社が参入してきているのはとても興味深い。
また、HDDやSSD、メモリの値段が急降下してきたことも今年の特徴ではないか。
HDDは1TBで1万円ほど、SDカード16Gで3,000円、MicroSD2Gが400円、とか、、年々価格は下がるとしても今年は凄い。
逆にPC関連のメーカーは2009年以降、薄い利益に大手でも撤退を余儀なくされ淘汰されていくのではないか。
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2008年後半の急激な景気の落ち込みに、気分も下げ気味で終わりそうなところではあったが、逆に不景気はビジネスのチャンス、とくにベンチャー関連はチャンスがある。またこの時期をしっかり乗越えられる企業(人)イコール強い企業(人)と言える。そう前向きに捉えて今年も終わりにしたいと思う。
それでは良いお年を!!
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